
信楽焼雨水タンク 楽水具
壷八窯二代目奥田淳一が長年製作したかった作品です。父が子供の頃、家にあった井戸で夏は西瓜を冷やしていたそうです。その思い出がずっと頭から離れずなにかそれを踏まえた陶芸作品を制作してみたいと考えていたそうです。正直申しますと私の世代にはもうピンと来ない感覚です。しかし父にとってはかけがいのない思い出なのだと感じます。
また四年前、父は大きな手術を受けました。それから仕事に復帰してすぐにこの楽水具の製作に取り掛かりました。原型はすでにありましたがそれから商品として皆様に御紹介出来る様になるまでここまでかかりました。何度も父に「もう商品として出してもいいんじゃないの?」と訊きましたが何かが父の中で納得するに到って無かったのでしょう頑なに「うん」とは言いませんでした。それがついこの前「商品として紹介してくれ、お前のやっているホームページにも出していい」と言いました。正直私には何が違うのか解りません。ひょっとしたら一生解らないかも知れませんしいつか解るのかも知れません。しかし考えながらこれから生活していきたいと思います。
この楽水具の中に雨水を貯めて上部のガチャコポンプで汲み上げ庭の草木に水をやって欲しいそうです。父は生き生きとしたお庭を広めたいそうです。
写真は東京の目黒区役所の屋上緑化庭園『目黒十五庭』に設置されている様子です。
仕様:口径65cm×高さ100cm
完全な手作り作品のため多少の大きさに違いが出る場合があります。



